日中親善水餃子パーティ   
小麦粉をこねる小さな手、大きな手、みんなの手・・・屈託のない笑顔、
水餃子の茹だる音と湯けむり、おいしい水餃子。

ジェスチュアと中国語と日本語の飛び交う賑やかななコミュニケーション。

カタコトの日本語とカタコトの単語だけの中国語で始まった中国人と日本人 の
グループがやがて一つになり、いっしょに舌鼓を打ちました。
ここには国境はありませんでした。

水餃子は彼女らの故郷、中国東北部では厳寒の冬の保存食の一つで、
多量に作り自然に凍らせて保存し、 必要な時、茹でて食べるのだそうです。 

この郷にも冷たい北風が海を渡ってきて、餃子の恋しい季節を迎え、
本場流の作り方を披露してくれる彼女らの満面の笑顔が印象的でした。
 遠い故郷のおじいちゃん、おばあちゃんでも思い出していたのでしょうか。

午前8時(定刻の一時間前) すでに準備万端。
”早く(中国のお客さん)きてくれないかなあー。”

 定刻30分前、 水も滴る乙女たちが颯爽と
自転車で現れ、きちんと並べてから
 さっとエプロンを着けました。 

実はこのエプロン 今日のために新調したとか。

中国東北部出身の彼女たちは、町内の某企業
に勤めています。 とても礼儀正しく、笑顔いっぱい
でテキパキと良く動く良い娘さんばかりです。 
エプロンは各自好きなデザインを選んだそうです。
よくお似合いですよ。

講師は、香川華僑華人会会長の 姜先生です。
まず中国語で意思疎通を図り・・・
続いて日本語で とてもわかりやすいお話でした。

水餃子作りの始まりはじまりーーー
中国本場流の作り方を見せてもらって
興味津津・・・ 
さ、見たとおりに作って
みよう、でもできるかな?
”そこは、こう言う風に”
だんだん賑やかに
なってきました。

中国人も日本人も
ありません。
皆ひとつです。

餃子の皮の厚みが
不揃いとか、破れた
とか、出来不出来色々
ありましたが・・・
約300個作りました。



”できたー” 日本の食材、おにぎり
作り方を教えてもらいました。

外では次々と茹でています。

茹で上がるのを待ちかねて、 さっそく頂きました。 
とても美味しくて、おかわり希望者続出・・・
”数に限りがございまして・・・どうか、ゆっくり食してくださいヨ

海苔を巻いたおにぎりと、 枝豆と・・・ 

茹で上がったばかりの水餃子で ”イェーイ”

姜先生も一緒に舌鼓。 皆、しゃべる余裕はありません。
黙々と食べています。

記念撮影。

あっと言う間に、時間が過ぎてしまいました。

帰り際、さっさと皆で一緒に後片付けをしました。
3時間半前の ぎこちなさは まるで嘘の様です。
遠く離れた異国で働く彼女等の目に、我々はどんな風に映ったのでしょうか。 
少なくとも、お互いに、一気に距離感はなくなりました。
こんど、町で出会ったら 大きな声であいさつしよう!
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